実践編1:ルート取得
1:バージョンダウンする
flashtool-0.9.18.3-windows.exe
Flashtool は Android のFirmwareを柔軟に Android 端末に書き込む(焼く)ことができるツールです。
ただし、Android に焼くFirmwareは別途必要となります。
「準備編:必要な物を揃える」の 「Frimwareを入手する」で必要な Firmwareが準備出来ていることが前提です。
Android内部を一括して書き換えるだけではなく、 loader.sin / kernel.sin など一部を書き換えることもできます。
ルート化の有名な方法は loader.sin / kernel.sin のみ特定ビルドに書き換えてルート化する方法が紹介されていますが、私の環境ではうまくいかなかったので、私はビルドごと入れ替える方法をとりました。
(ビルドごと入れ替える方が処理時間が若干かかりますが、sinの入れ替えなど作業時間を考えれば早いし、そもそも単純でわかりやすいと思います。)
インストールはインストーラー(flashtool-0.9.18.3-windows.exe) を用いてPCへインストール。インストール後、Windowsメニューから起動します。
これは私の Xperia SK17a のFirmwareでの起動時のログです
ちとややこしいのは、Xperifirmにて入手したファイルはそのまま使用出来るわけではなく、Flashtool にてAndroidに書き込むことができる形式に一度変換する必要があることです。
例えばXperifirm にて適切なビルドを C:¥XXXX¥SK17a¥0.431 にダウンロードしたとします。
Fireware のトップ画面のメニューから
Tools -> Bundles -> Create を選択します。
Bundlerダイアログから
Select Source Folder に、 Xperifirm でダウンロードしたファイルを格納したフォルダを指定します。
内部に含まれるファイルが左下に一覧されます。
次にここで作成するftf を分類(名前付け)するために Device / Branding / Version を埋めるのですが、ちょっとDevice の指定に癖があります。
グレーアウトされていますが、そこではダブルクリックします。
Xperiaの機種が一覧されるので、ここの例では SK17aを選択(ここもダブルクリック)します。
Branding/Versionは自由なのですが、他と区別できる名前を付けてください。
次に先ほどSelect Source Folderを指定したときに表示された左下のファイルからftfファイルに含めるファイルを選択するのですが、これらをすべて選択します(一部上のファイルを選んで、Sift押しながら一番下のファイルを選択してすべてを反転表示させる)
すべてのファイルが反転したらば 中央の -> ボタンを押して右側へ展開します。
Create を押して必要な ftfファイルを生成します。
これは Windows のプログラムフォルダの下 Firetool¥firmware以下に保存されます。(普通はこのフォルダの位置は意識する必要はありません。下のflashtool操作時にこのftfファイルが表示、選択出来る様になります。)
この作業にてftfファイルが生成され、Android端末に書き込む準備ができました。
私はここで XperiFirm にて入手した 4.0.2.A.0.58 と 4.1.B.0.583 両方とも ftfへ変換してしまいました。
Firetool の稲妻アイコン(一番左)を押し、出てきた確認ダイアログで Flashmode を選択します。
先ほどXperiafirm にてダウンロードしたファイルを Flashtool にて利用できる形に変換しましたが、ここでどの ftfファイルを選択するか選ぶことができます。(いろいろ出てきていますが、私がテストも含め作成したゴミなので気にしないでください。)
適切なファイルを選択すると、下のような画面が表示されます。
やることは
1:Android端末をPCから切り離す。(USBケーブルをはずす)
2:Android端末の電源を切る。
3:Android端末(Xperia mini)のボリュームダウンキーを押しながら、USBケーブルを接続する。自動的に Android端末が起動します。ボリュームダウンキーを押し続ける長さはPCの Flashtoolのログ画面が反応したらば話してもOKです。
ちなみに画面には 「Back ボタンを押しながら」と書いてありますが、無視してください。「ボリュームダウンキーを押しながら」です。
あとはしばし待つ。
数分間あれこれログが流れます。
メッセージの最後に
"Device connected in Flash mode.”と表示されたらUSBケーブルから取り外し、起動します。
Firmwareを書き換えるとAndroid端末の初回の起動時にちょっと時間が余計にかかりますが、気長に待ってください。
起動したら希望するビルドになったかを確認します。
Firmware書き換え後のXperia mini (ST15a/SK17a) の画面を確認してみます。
ビルドバージョンを見ると
4.0.2.A.0.58とバージョンダウンされていることが解ります。
次はルート化作業です。