実践編2:個別カスタム
画面のちらつきをなくす
Xperia mini (ST15/SK17)に限らないとおもいますが、
Xperia mini (ST15/SK17) は「画面の明るさ」を調整すると、外部の光に応じて明るさが調整され画面がちらついてしまいます。
「画面の明るさ」MAX の時はちらつくことはないのですが、MAXの場合寝床に入ってから画面を見るとき明るすぎるとか、電力消費量を抑えたい時など調光すると画面がちらちらちかちかして落ち着きません。
これはroot権限を持っていればファイルを編集して対応可能です。
Android の画面の調光の設定は
画面設定 -> 画面の明るさ -> スライダーで設定
このときスライダーをMAX(右端)にすればちらつくことはないのですが、
明るさを落とそうとすると、ちらちらします。
さて、ちらつかない設定ですが、一言で書けば
「Android 内部の/system/etc/hw_config.shに1行追加する。」
これだけです。
やってみましょう
EFファイルエクスプローラを起動し、/system/etc へ移動します。
このとき大きいアイコンのままでも良いのですが、表示形式を小さなアイコンに変えると見やすいと思います。
このあたりは個人の趣味で、、
画面右上の表示形式変更のアイコンをクリックすると変わります。
hw_config.sh というファイルを探します。
ES ファイルエクスプローラー単体で編集までできます。
ファイル名を長押しするとサブメニューが表示されます。(PCによる編集方法はこのあと記述します)
ここで編集方法に「テキスト」を選ぶと、編集するアプリケーションが表示されるので 「ESテキストエディター」を選択
ここで直接必要なコードを追記
このように単体で操作することも可能です。が、私は一度 SDcard の領域にコピーし、PCで編集しています。
PCで編集するとSDcard のマウント・アンマウントを切り替える必要があるため面倒なのですが、ES ファイルエクスプローラー単体での編集作業よりも個人的にストレスなく作業ができます。(お好みで)
1点注意なのですが、Android のファイルの改行は Unix 形式なので、Windowsの メモ帳 などで編集する場合、改行コードに気を使わなければなりません。
Windows でもCR・LF/LF と改行コードを選べるエディタをお使いの人やMac で使っている人は問題ないのですが、、
面倒な場合はWindowsでの編集は改行抜きで入力し、ESテキストエディタで改行を加えるとか工夫をしてください。
改行コードの問題はありますが、SDcardを介した設定方法いきます。
ファイル名を長押しして表示されるメニューからコピーを選択します。
SDcard 上に適当なフォルダを作成し、そこに貼り付けします。
貼り付けはAndroid のメニューキーを押し、出てくるメニューの「オペレーション」を選択します。
ここで出てくるサブメニューで「貼り付けを選択」
SDcard上にファイルがコピーされました。
ここからはPCに接続して、PC側で作業をします。
まずオリジナルのコピーを取っておきましょう。
その後ファイルを開き、編集します。
hw_config.sh をメモ帳などテキスト編集ができるエディタで開き、下記コードをファイルの一番下に追加します。
echo 0 > /sys/devices/i2c-0/0-0040/leds/lcd-backlight/als/enable
(改行に気をつけてください。CR/LR 形式の改行コードしか扱えないエディタの場合はPCでは改行せず、必要に応じてAndroid本体のES ファイルエクスプローラーで改行を追加する方が良いかもしれません。)
PCでの編集を終え、PCから切り離します。
ES ファイルエクスプローラーを起動すると編集済みの hw_config.sh とそのコピーが見えます。
一応中を確認してみます。
改行も問題ないようです。
編集済みのファイルを元のディレクトリへコピーします。
先ほどやった操作と同じです。
ファイル名を長押ししてコピーを選択、元のディレクトで貼り付け。
今回は元々のファイルが存在しているので上書きの確認が出ますが、コピーも取ってあるのでそのまま上書きしてしまいます。
最後にパーミッションを変更します。
ファイル名長押しの時に出るメニューの一番下に「プロパティ」があります。
ここをタップすると、このファイルの属性(rw-r--r--)が表示されるので「変化」をタップし、ユーザー、グループ、他それぞれの「実行します」にチェックを入れてください。
(プロパティを再確認すると、今度は rwxr-xr-x となっているはずです。)
これで完了。
Xperia mini を再起動して確認をしましょう。